【入門】アドオンを始めるにはPart1:環境構築編

何事も「始める」というのはハードルが高いものですよね。アドオンも例外ではありません。

昔の僕も含めた経験者が言う「調べればわかる」という言葉は、すでに調べ方を知っている人や、他の分野で技術的なコンテンツに触れたことがある人の言い分にすぎません。アドオンを初めて触る方にとっては、一歩目の重さが一番の壁だと思います。

そこで今回は、数回に分けて、参考にするだけでアドオンを始められるような記事を目指します！これを機に、皆さんがアドオンに触れるきっかけになってくれれば嬉しいです。

触れないにしても、アドオンの仕組みを知ることで、他の方の作品をより偉大に感じ、リスペクトをもって接することができるかもしれません。ぜひ数回にわたってお付き合いくださいね！

💡 前提

この記事は同日に公開した「アドオンとは」という記事を読んでいただいている前提で進めていきます。アドオン自体の説明は省きますので、読んでいない方は先にそちらをご覧ください。

🔧 道具を揃えよう！環境構築の重要性

いずれ実際に制作する上でアドオンの各データが何を意味しているのかということにも触れていかなければなりませんが、まずは道具、つまり環境を揃えなければいけません。

良いものを作るには、良い環境を整えるところから始めましょう！

以下は、けい自身も使用している環境です。これさえあれば当分は困ることはないと思いますので、次回の実際に制作を始める前に以下の環境を整えておきましょう！

まずは、PCに以下のソフトをダウンロード・インストールしましょう。

MediBang Paint Pro
- デザインの変更などをするためのお絵かきソフトです。（※これは僕が使用しているもので、使っているものがあればお好みのものでOKです！）
- https://medibangpaint.com/pc/

Visual Studio Code (VS Code)
- アドオンに関する予測変換を追加するプラグインが公式からリリースされている、必須級のテキストエディタです。
- https://code.visualstudio.com/

統合版のバニラアドオン
- アドオンは既存のデータを切って貼って新しいものを作るというものなので、バニラのデータを参考にするためにダウンロードし解凍（展開）しておきます。
- https://learn.microsoft.com/ja-jp/minecraft/creator/
- ⚠️ ダウンロード方法: 上記URLを開き、一番下の「ビヘイビアーリソースパック」をクリックして、ダウンロードしておいてください。

VS Codeをインストールしたら、アドオン制作に便利なプラグイン（拡張機能）を入れ、セキュリティ設定を確認しましょう。

VS Codeを開き、拡張機能の検索窓から以下のプラグインをインストールしてください。

UUID Generator
UUID (Universally Unique Identifier) という、アドオンの他のデータとは絶対にかぶってはいけないナンバリング（識別番号）を自動で生成してくれるプラグインです。アドオン作成において、一意性を保つために必須となります。
Blockception’s Minecraft Bedrock Development
公式がサポートしている、Minecraft Bedrock Editionの技術に関する予測変換を出したり、コードのエラー箇所に赤波線などを出してくれるプラグインです。これにより、開発効率が大幅に向上します。
Japanese Language Pack for Visual Studio Code
VS Codeのメニューや設定画面などを日本語表記にしてくれるプラグインです。コード作成に集中するためにも、環境を使い慣れた言語にしておくことをおすすめします。